ブラックジャックの誘惑
あらすじ
サリーの養父レオナルド・マグワイヤが亡くなり、悲しみにくれるサリーの前に、レオナルドの実子ジャックが現れた。
レオナルドに捨てられた彼は実業家として成功し、他人の夢を壊す冷酷で残忍な男――通称ブラックジャックとして、恐れられる存在となっていたのだ。
ジャックは父の負債を肩代わりし、サリーの愛する家族と屋敷を救済する契約を提案してきた。
彼の目的はいったい何?
不安に震えるサリーに、彼は代償としてサリー自身を要求してきて――!?
レビュー
父に認められるためにと、運輸会社を経営するまでに上り詰めたにもかかわらず、最後まで父に認めてもらえなかったジャック。
彼と彼の母を追い出した後妻のレディ・エレンと、その二人の娘は、ジャックにとってすべてを奪った張本人でした。
父が亡くなった後、すべての財産を手に入れたジャックは、娘の一人、サリーを手に入れることを計画し、これまで事業を成功させてきたのと同様、綿密な計画の下動き始めます。
一方警戒しながらも、ジャックに惹かれていくサリーは、次第に傷ついた彼の心を癒したいと思うようになって......。
どろどろとした駆け引きかと思いきや、案外純愛風味に読み進められます。
読後感もほのぼの幸せなものなので、安心してどうぞ。
絵もとてもきれいです。
関連属性
ブラックジャックの誘惑(著者: エマ・ダーシー 一重夕子)を
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